息子は3歳1か月から、6年生になる今までずっとメガネをかけています。
なぜなら、遠視だから。
3歳児検診では視力検査は自宅での実施だったこともあり、弱視なんか考えもしていなかったので完全に見逃してしまっていました。ただ、たまたま別件で数週間後に眼科に連れて行くことになり、医師からの提案で視力検査をしたら、なんとビックリ、弱視だと診断されました。
晴天の霹靂でショックを受けましたが、弱視は治療のタイムリミットがある上、なるべく早く治療を始めたほうがいいので、今思えば本当にラッキーでした。このことは、別の記事で書く予定です。
子どもの遠視(弱視)を指摘されて色々と調べている方にとって、一番知りたいのはいつまでメガネをかけたらいいの?ということだと思うので、早速、息子の視力がどう変わったかをご紹介します。
裸眼視力は0.15から1.5にアップ!
3歳1か月 | 11歳3か月 |
両眼とも0.15 | 両眼とも1.5 |
かなり上がりました!
数値的にはメガネ不要で十分生活できます。実際、水泳の授業などでメガネを外すことがあっても、よく見えているとのこ。
でも、なぜ今もメガネをかけているのかというと、まだ遠視の状態のままで正視眼にはなっていないこと、加えて乱視があるからです。
正視(メガネ不要)の眼球はきれいな球形
遠視は眼球の眼軸長(奥行)が短い:ボールを前後に押しつぶした感じ
近視は眼軸長が長い:ボールを前後に引き延ばした感じ
乱視については実際に影響があるようで、メガネをかけていないと目が疲れると言って、基本的には常にメガネをかけています。
視力をよくするために何かした?
視力が上がったけど、何かしたの?
メガネをかけること以外、特別なことはしてないよ
最初に弱視が分かったとき、斜視ではありませんでした。左右の視力の差もなかったので、アイパッチをしたりその他の視能訓練を受けたりしたことはありません。
医師の指示通り、年に1回、眼科で定期検診を受け、きちんと度数があったメガネを日常的にかけていただけです。視力回復トレーニングなど一切やっていません。
詳しい眼の状態:眼鏡処方箋で比較
3歳の時と11歳の時の眼鏡処方箋を比べてみます。
遠視や乱視の程度が分かります。
左(上)が3歳の時のもの 右(下)が11歳の時のもの
両処方箋とも表中のSPHおよび球面(D)というのが一般的にイメージする視力に関する部分でレンズの厚さに影響します。8年ほどで5段階と3段階、軽くなりました。
CYLとAXISは乱視に関する項目で、ほぼ変化していません。
一貫して中程度の遠視と軽度の乱視ですが、ここ半年ぐらいで背がどんどん伸びて成長しているので、遠視に関しては少し軽くなっているかもしれません。
まだまだメガネは必用
3歳で弱視と診断されたとき、小学校卒業まではメガネをかける必要があるだろうと言われました。
その時は、強度遠視でもないし途中でメガネがいらなくなるかもと思っていましたが、気付けば小学校生活も残り5か月。やはり医師の見立ては正しかったなというのが実感です。
まだ成長途中なので、眼球も大きくなります。順調にいって遠視が治っても、近視になる可能性がないわけでもなく、今後どのようになるかは正直分かりません。
近視を予防したい
自分自身、40年近く近視でメガネやコンタクトが手放せないので、その不便さは身に染みて理解しています。
なので、息子には近視にはなってもらいたくありません。
無頓着でも近視にならない人はならないし、いくら注意してもなる人はなっているような気もしていて、実感として遺伝もありそうなので、特別なことをするつもりはありません。ただ、一般的に言われている注意点については気を付けようと思っています。
近視を防ぐための生活習慣は?
◎外で過ごす時間を増やしましょう
近視がある子もない子も、1 日2 時間は外にいることが有効です
◎近いところを見る作業では注意しましょう
少なくとも 30cm 以上離して作業すること、30 分に一度は遠くを見て連続させないこと
公益社団法人日本眼科医会HP 気を付けよう!こどもの近視より
注意点
ここに書いたことは、あくまで息子の目のはなしです。体のことは個人差が激しく、皆が同じような経過を辿るわけではありません。
いろんなパターンがあるということを知ることは良いことだと思いますが、不安や気になることは必ずお医者さんにご相談ください。
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